ニホンライチョウは霊峰立山の象徴とされ、富山では古くから信仰の対象となってきた。遭遇の希少性などから「神の使い」とも呼ばれる。

 北アルプスを富山から長野に貫く「立山黒部アルペンルート」が開通した16日、標高2450メートルの室堂平(富山県立山町)では、国指定特別天然記念物のニホンライチョウ2羽が姿を見せ、観光客の目を楽しませた。

 2羽は正午ごろ、ミクリガ池付近のハイマツ林から、ひょっこりと顔を出した。多くの観光客が集まったが、気にするそぶりを見せず、ゆったりとエサのハイマツをついばんでいた。

 県の自然保護課によると、室堂平には約280羽が生息。全国で最もライチョウに出会いやすい場所の一つとして知られる。担当者は「ライチョウは人を怖がらないが、近づきすぎない、散策路から出ないなど、基本的なマナーを守って、見守ってほしい」と呼び掛けている。 

[時事通信社]

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