この1996年型750iLの最後のオーナーは、売ろうと思ったけれど買い手が見つからなかったらしい。路上駐車違反の罰金を支払わずにいたためにレッカー移動されたのか、それとも修理費の見積もりがあまりにも高額だったので、カリフォルニアにある廃車置場のチェーン店が支払うという数百ドル(多く見積もっても)と引き換えに手放すことにしたのだろうか。棄てられたクルマは事情を何も語らない。

E38型の全盛期をしのび、当時のショールームで常に流れていたプロモーション映像をご覧いただきたい。

もし、自分で修理しようという気概があるなら、1990年代から2000年代に売られていたこの手のドイツ車は、安い金額で大きな高級感を得ることができる。中古パーツを見付けることも難しくない。この個体は既に様々な部品が剥ぎ取られているが、それでもまだ多くのパーツが残されている。

庶民的なセルフサービス式の廃車置場でよく目にするE38型は、大抵V8エンジンを積むモデルだが、しかし5.4リッターV12エンジンが搭載されたモデルを見掛けることも少なくない。326馬力を発生するV12エンジンが積まれていたなんて、20年前の基準で考えれば物凄いことなのだ。

By Murilee Martin

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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