島根県は21日、中国電力が開いた島根原子力発電所(松江市)の周辺自治体向け説明会で、同社に対して宍道(しんじ)断層の評価をより慎重に行うよう求めた。熊本地震の発生を踏まえた。原子力規制委員会にも厳格な安全性の審査を要請した。

 中国電は自治体に、原発の耐震設計の目安となる基準地震動を申請時の600ガルから800ガルに引き上げる方針を伝えた。島根原発の南側を走る宍道断層の長さの評価を従来の22キロより延長して25キロにしたことに伴う措置だ。

 さらに、熊本地震で大きな揺れを起こした断層は九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)からかなり離れていたとしつつ「原発に近い断層は規制委員会が安全性のチェックをしっかりしていただきたい」と重ねて強調した。

 熊本地震では従来わかっていたよりも、断層がさらに長いケースもあるとされる。こうした状況を受け、県の島田範明・防災部次長は説明を受けたあと「しっかり評価してもらいたい」と指摘した。

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