政府・与党は参院選対策を最優先するため、6月1日までの今国会会期を延長しない方針で、補正予算案や衆院選挙制度改革関連法案などを着実に成立させる考えだ。

 選挙戦では、和田氏を野党統一候補の新人、池田真紀氏が猛追。転機となったのが、14日に発生した熊本地震だ。首相は対応に専念するため、当初予定した北海道入りを断念。官邸で陣頭指揮する姿が政権担当能力をアピールする形になり「和田氏に勢いが戻った」(閣僚経験者)という。

 自民党の茂木敏充選対委員長は24日夜、「参院選の対立構図(に近い)『自民・公明対民進・共産』の戦いを制した意義は大きい」と記者団に語った。公明党の斉藤鉄夫選対委員長も「接戦は野党共闘に一定の効果があったと考えられ、参院選に向けて与党として緊張感を持って臨みたい」とコメントした。

 自民党は24日投開票の北海道5区補選で、党公認の和田義明氏が勝利したが、思わぬ接戦を強いられたことから、夏の参院選に向け党内の引き締めを急ぐ考えだ。参院選で勝敗を分ける32の改選1人区の多くで、今回と同じ与党対野党統一候補の構図となるからだ。参院選に合わせて衆院選を行う「衆参同日選」の動きは当面封印。熊本地震の復旧・復興に向けた平成28年度補正予算案の今国会成立を目指すなど着実に実績を積み重ねる考えだ。

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