公安調査庁の中川清明長官は20日、団体規制法に基づくオウム真理教への観察処分が平成30年1月末で3年の期限を迎えるのを前に、公安審査委員会に更新を請求した。オウム後継団体とされる「アレフ」と、07年に教団元幹部、上祐史浩氏(54)が分派、設立した「ひかりの輪」のほか、今回はアレフからさらに分派した新たな団体も対象に加える。更新請求は14年12月以来6回目。

 公安庁によると、国内の信者はアレフが約1470人、ひかりの輪が約150人。新たな団体はまだ名称が付いていないが約30人の信者がいる。3団体は15都道府県に計34の関連施設があり、ロシアにも施設を保有している。

 公安庁は3団体いずれも、麻原彰晃死刑囚(62)=本名・松本智津夫=の影響下にあり「『オウム真理教の教義を広げ、実現する』という共同目的を保持し続けている」と判断。「活動状況を継続して明らかにする必要がある」としている。公安審は教団側の意見陳述などを経て更新の可否を決める。更新されれば、公安庁は引き続き団体の施設を立ち入り検査できる。

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