まず「マスコミのヘリの音がうるさい」という話。ぼくはこれは眉唾であると考えている。そもそも被災地で飛んでいるヘリは、決してマスコミのヘリだけではない。被災地を飛ぶヘリの多くは、消防や自衛隊といった災害対応にあたるヘリコプターである。また、物資輸送のために、民間のヘリコプターが飛ぶケースも多いという。

 こうした状況で「報道ヘリがうるさい」という意見が出るのは、プレイステーション4だろうがWiiUだろうが、知らない人が「ファミコン」と言ってしまうのと同じ理屈だ。航空機ファンでもなければ地上から見てヘリの違いなどわからない。ヘリの音だけを聞いて十把一絡げに「報道ヘリが!」と思い込んでしまうのだろう。

 例えば震災時に求められるであろう2リットルの水は、1単位(ダンボール1箱あたり)6本なので、客が少ない店なら6本。普通の店なら12本くらいしかストックしていない。南アルプスの天然水と、自社のPB商品で、あってせいぜい24本である。

 それでもほとんど品切れをしないのは、店舗裏に大きな倉庫があるからではなく、普段の売上を見ながら、最小限の数を毎日発注し、それがコンビニ本社が各地に持つ配送センターから毎日届けられるからだ。無くなりそうになっても、すぐに次の商品が届くから、コンビニの棚はいつも商品が溢れているように見えるのである。

 「コンビニの食料をマスコミが買い占めた」は、ほとんど嘘であると断じられる。現地で暮らす被災者の人数と、取材に訪れるマスコミの人数を考えれば、被災者が買い占めたと考えるほかはない。

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