静岡県は22日、マダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に注意を促す危機管理情報を発表した。県内でこれまでに患者は報告されていないが、西日本で感染が広がり、死に至るケースもある。県疾病対策課は、マダニの活動が盛んな秋まで注意が必要として、「草むらに入る時は長袖、長ズボンを着用するなど肌の露出を少なくして」と呼び掛けている。
 マダニにかまれてSFTSウイルスに感染すると6日から2週間程度の潜伏期間を経て、発熱や嘔吐(おうと)、下痢などの症状が出るほか、意識障害や呼吸不全症状などを引き起こす。同課によると、これまでに西日本の20府県で178人の患者が確認され、2月までに46人が死亡した。
 県環境衛生科学研究所が2013~15年度に県内で採取したマダニのウイルス保有状況を調査したところ、2362検体中1検体からウイルスを検出した。同課は「ウイルス保有マダニは国内に広く分布している」と説明している。

Leave a Comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *