気象庁の集計では、M3・5以上の地震回数は、1995年以降に内陸や沿岸部で起きた同規模の地震の余震回数と比べると、過去最多ペースという。

 恐ろしいのは、熊本の群発地震が鹿児島から四国、近畿、長野へ延びる日本最大の活断層「中央構造線(MTL)断層帯」のライン上で起きていることだ。MTLは実に1000キロ以上に及び、「解明されていないだけで首都圏にも到達している」(地震学者)とも言われる。

 気象庁によると、一時は減少に向かった地震の発生頻度は18日夜の震度5強以降、再び増加傾向に転じ、14日夜から22日午前11時までに震度1以上は793回を数えた。

 熊本県を襲う群発地震が収まる気配がない。震源域が活断層伝いに阿蘇山を通過、大分県に拡大するなど九州を南北に分断する様相すらみせている。西から東へ進路を取る揺れの連鎖の異常性に加え、地震学者の1人はいま海溝型の巨大地震にも注視している。発生した場合のマグニチュード(M)は東日本大震災(M9)と同級かそれ以上とされる「南海トラフ巨大地震」だ。熊本地震が起きる約2週間前、その兆候が現れたというのだ。21日夜、四国沖で起きたM4・3との関連も気になる。

 熊本県熊本地方、阿蘇地方、大分県で同時多発的に発生している地震は、依然として活発な活動を続けている。

Leave a Comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *