地震が続く熊本、大分両県で17日、余震とみられる揺れが相次ぎ、自宅などから避難した人は両県で最大約19万6000人に上った。午後には計約11万人にまで減ったが、地震活動は終息の気配がなく、避難は長期化する恐れが出てきた。熊本県によると、南阿蘇村で11人と連絡が取れず、自衛隊と警察が家屋倒壊や崖崩れの現場を捜索、立野地区では女性1人が心肺停止状態で見つかり、その後死亡を確認。身元は同地区の片島利栄子さん(61)と判明した。安否不明の11人の1人かどうか確認している。

 県は17日、遺体となって見つかった1人は、東海大2年生の大野睦(りく)さん(20)と新たに確認されたと明らかにした。東海大生の死者は3人となった。地震による死者42人のうち、身元が確認されていないのは1人。

 九州電力によると、熊本県内では今回の地震の影響で40万戸以上が停電。17日午後11時現在で約3万5千戸にまで減った。約25万世帯で断水となり、西部ガスも約10万世帯で都市ガス供給を止めた。JR九州は18日にも脱線した九州新幹線の車両の撤去作業に着手する。

 熊本市の避難所などでは食料品の入手が困難となり、安倍晋三首相はスーパーなどでの品切れ解消に向けて「店頭に17日中に70万食を届ける」と述べた。政府は激甚災害指定の検討をしている。

 気象庁によると、地震発生回数(マグニチュード3・5以上)は、2004年の新潟県中越地震を上回り、内陸や沿岸で起きた地震としては最多ペースになっている。14日から17日午後9時までに観測した震度1以上の地震は478回。

■佐賀県内なお「警戒必要」

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