広島県と広島市は19日、共同で策定する広島西飛行場跡地(広島市西区観音新町)利用計画の参考とする民間開発提案4案を選定したと発表した。提案者は大和ハウス工業グループ(代表・大和ハウス工業、構成員・フジタ、ミズノ)、鹿島、広島まちづくり推進協議会グループ(代表・第一ビルサービス、構成員・マリーナホッププロパティ、広島まちづくり推進協議会、ひろしまNPOセンター)、広島活性化事務局の4者。提案者との対話を参考に、16年度に跡地利用計画を策定し、民間事業者を公募する予定。
 広島西飛行場跡地の有効活用に向け、県と市は13年5月に「広島西飛行場跡地活用ビジョン」を策定。本年度はビジョンをより具体化した「跡地利用計画」を策定する。策定業務は中国セントラルコンサルタントが担当している。
 今回の提案募集は、跡地利用計画の参考とするため民間事業者から具体的な活用案を求め、7者から提案が出されていた。対象地は、ビジョンで示した三つの導入機能のうち広域防災ゾーンを除いた「スポーツ・レクリエーション機能」と「新たな産業(雇用・にぎわい)機能」の約28・3ヘクタール。
 大和ハウスグループの提案名は「広島イノベーション・テクノ・ポート」。28・3ヘクタール(取得24・9ヘクタール、賃貸借3・4ヘクタール)を対象に、▽イノベーション型産業施設整備▽市内産業施設の移転(住工混在地の工場などを移転)▽物流施設整備(市内・周辺地域へのデリバリー拠点)-などによる新たな産業ゾーンの創出と、▽スポーツ・健康増進施設(フットサルコート、テニスコート、フィットネスジムなど)▽ブライダル施設▽公園-によるスポーツ・レクリエーションゾーンを設けることを提案。
 鹿島の提案名は「KANON MARINE」。28・3ヘクタール(賃貸借18・7ヘクタール、公共整備9・6ヘクタール)を対象に、▽新たなにぎわいの演出(リゾートホテル)▽人々の健康で豊かな暮らしを応援(スポーツレクリエーション・ゴルフコース、野球場、多目的広場、散策道)▽新たな雇用の創出(将来開発用地・商業施設、オフィス、コンベンションセンターなど)▽防災施設としての活用(管理用道路)▽新たな作業の創設支援(インキュベーション施設)の機能の導入-を提案。
 広島まちづくり推進協議会グループの提案名は「THE HIROSHIMA MUSEUM・PROJECT」。12ヘクタール(取得3・8ヘクタール、賃貸借1・8ヘクタール、公共整備6・4ヘクタール)を対象に、▽自動車・特産品・酒造などの展示販売、職業・ものづくり体験パビリオン▽海山の幸マルシェ・フードコート▽駐車場、水陸両用バススロープ-などの観光機能のほか、にぎわい機能(海辺の結婚式場)、高齢者向け住居機能(約300戸)、レジャー・レクリエーション機能(温浴施設・タラソテラピー施設、オートキャンプ場、バーベキュー広場、海辺の公園など)、スポーツ施設を提案。
 広島活性化事務局の提案名は「ひろしまアクションスポーツパーク(HAP)」(仮称)。28・3ヘクタール(賃貸借28・3ヘクタール)を対象に、▽センターハウス(クラブハウス)▽アウトドアレジャーエリア(ビーチスポーツコート、オートキャンプ場、大型遊具広場など)▽フィールドエリア(サッカー・ラグビー場、パークゴルフコース)▽モータースポーツエリア(国内規格サーキット、カートサーキット、モトクロスコース)▽ローラー・サイクルスポーツエリア▽マリンスポーツエリア▽ストリートマーケットエリア-などの機能を提案している。

広島県、広島市/広島西飛行場跡地活用(西区)/民間開発4案選定、計画策定へ対話  [2016年4月20日13面]

Leave a Comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *