■第2弾を前に

 ■ガイドブック発行

 さらに日本遺産は「ストーリー」を認定する制度のため、建物などの拠点は必ずしも必要ではない。下仲さんは「小浜は熊川宿のような目に見えるスポットがない。鯖街道といっても、どこへ行ったらいいか分からない観光客は多いはず」ときっかけづくりに頭を抱える。

 5月1日には、小浜市が掲げる3駅構想の一つ「まちの駅」(同市白鬚)がオープンする。駅は鯖街道の起点の「いづみ町商店街」の目の前。明治期の芝居小屋「旭座」が移築復元される。下仲さんは「市指定文化財の中で日本遺産に含まれる能楽などが見られるのが売り」と期待を込めるが、鯖街道を絡めた催しが継続して開催できるかは未知数だ。

 同市は本年度から、田烏沖で「マサバ」の養殖に乗り出すなど「目に見える事業」に本腰を入れる。観光客に「サバの刺し身」という付加価値を提供し、誘客拡大を狙う。秋ごろには、同市川崎地区の「うみの駅」エリアで「全国サバサミット」を開く予定。両市町の取り組みやサバ料理を、全国に発信する。

 同会は文化庁の補助金約3500万円を活用し、情報発信や人材育成事業に着手。ガイドブックやパンフレットを発行し、啓発活動を行う「語り部」のユニホームやテキストを用意した。

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