=2017/07/16付 西日本新聞朝刊=

 5日以降、5カ所の避難所を転々とし、10日ぶりに自宅に戻った鈴連(すずれ)町の井下忠芳さん(66)は「ゆっくりできて、少しは気が休まる」とほっとした表情。殿町の会社員田中浩介さん(56)は地元消防団員として自宅に孤立したお年寄りを避難場所に誘導。自らも地区に残り、9日に救出されて以降、知人宅に身を寄せていた。「地元で仲間に会うのは久しぶりだから、自宅に戻れるのはうれしい。今日はささやかな祝杯を挙げたい」と笑顔を見せた。

 この日正午、通行止めが解除されると、自宅へ向かう住民たちの車が連なった。仮設道路は全長300メートル、幅6メートル。市道を経由して再び県道に接続する。12日に復旧した、大鶴地区を迂回して小野地区に入るルートは市街地から車で1時間ほどかかるが、仮設道路の開通で20分ほどでつながる。

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