両知事の会談は2011年8月以来。

 会談に先立ち、古田知事は西川知事とともに、敦賀市の敦賀ムゼウムや赤レンガ倉庫を視察した。会談後の会見で古田知事は「杉原氏だけでなく、人道の港やユダヤ人難民の苦難を学べる。岐阜県民にもっと見てもらい、敦賀市との縁を感じてもらえれば」と話した。

 7年後の北陸新幹線敦賀開業や、中部縦貫自動車道の全線整備を見据え、広域観光の受け皿整備に連携を強化することで一致した。古田知事は地域資源を生かす具体策として「敦賀市や八百津町、白川村などを結ぶ経路を杉原千畝ルートとしてPRしたい」と述べた。西川知事は「ふるさと教育の一環で両県の小中学生が八百津町の記念館や(資料館の)敦賀ムゼウムなど杉原氏ゆかりの施設を訪れ、交流を深めては」と提案。古田知事は「非常に興味深い。教育委員会に早速伝え、具体化につなげたい」と応じた。

 西川一誠福井県知事と岐阜県の古田肇知事は22日、福井県敦賀市内で会談し、岐阜県八百津町出身の外交官で、多くのユダヤ人難民に「命のビザ」を発行した杉原千畝氏と敦賀市の縁を生かし、両県の小中学生の交流事業に取り組むことで一致した。本年度に始める方針。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産登録を目指す杉原氏関連資料は国内外から脚光を浴びており、県境を越えて先人を学ぶ貴重な機会になりそうだ。

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