矢野死刑囚は14年、共済組合による大型詐欺事件に関与したとして国会に証人喚問され、1998年に行方不明となった会社役員の男性も殺害したとする手紙を警視庁に送っており、同庁は役員の消息も捜査している。

 警視庁などは殺人容疑での矢野死刑囚の立件に向け、慎重に捜査を進める。死体遺棄容疑は時効が成立している。

 手紙によると、津川さん殺害を依頼したという組幹部は、小田急「伊勢原駅」前のビルの土地売買を巡り、津川さんとトラブルになっていた。遺体の遺棄は、矢野死刑囚が当時の配下の組員に指示したという。

 捜査関係者によると、不動産経営の男性は津川静夫さん。96年8月に行方が分からなくなり、親族が神奈川県警に捜索願を出していた。

 神奈川県伊勢原市で約20年前、不動産経営の男性=当時(60)=が行方不明になり、警視庁と神奈川県警は18日、男性は殺害された疑いが強いとして、週内にも伊勢原市の山中で遺体を捜索する方針を固めた。

 警視庁は矢野死刑囚やこの元組員らから事情を聴いている。矢野死刑囚は、殺害したとするもう1人の会社役員については14年9月、警視庁目白署に手紙を出していた。(共同)

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