消費増税分の使途変更に伴い、20年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の黒字化目標は先送りする。

会見の中で、安倍首相は、10月22日投開票の衆院選の勝敗ラインにも言及し「政権選択選挙。獲得議席が過半数(233議席)に届かなければ辞任する」と語った。

安倍首相は会見の中で「所得の低い世帯の高等教育無償化は、必ず実現する。リカレント教育を抜本的に拡充し、幼児教育の無償化も一気に進める」と明言。20年度までの3年間を「生産性革命」の集中投資期間と位置付け、賃上げの流れを加速させる減税措置の導入も視野に「税制や予算など、あらゆる施策を総動員する」と強調した。

[東京 25日 ロイター] – 安倍晋三首相は28日召集の臨時国会冒頭で衆院を解散すると正式に表明した。

安倍首相が新たに2兆円規模の対策策定を表明したのは、2019年10月の消費増税に併せ、5兆円超に上る増税分の使途を、子育て支援などに充てる必要があるとの判断からだ。

首相は同日夜、NHK番組に出演し、PB目標について「20年度の達成は不可能になった」と言及。「(黒字化の)達成時期がいつになるかは、しっかり精査しながら判断したい」と語った。これに先立つ記者会見では「財政再建の旗は降ろさない」と述べ、債務残高対GDP(国内総生産)比の目標を念頭に、引き続き、財政健全化への取り組みを続ける姿勢を示した。

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