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<あこや会館>山形県の厚生施設が休館

休館に陥った「あこや会館」

[あこや会館]山形市松波2丁目にある県職員の福利厚生施設。鉄筋コンクリート4階、地下1階。約3500平方メートル。宿泊施設やレストラン、会議室などを併設する。1976年開館。県が土地と建物を所有し、共済組合県支部が管理する。2012年度までは共済組合が直営、13年度以降は経営効率化のため業務委託している。運営費の一部は県が負担し、14年度は施設整備費として約122万円を支出した。

 地方職員共済組合山形県支部が管理する「あこや会館」(山形市)が休館に陥ったことが7日、分かった。3月末まで運営を委託していた市内のホテル経営業者が、会館の電気代滞納を繰り返すなどしたため組合側が本年度の契約更新を見送った。新たな委託先公募に応じる業者はなく、営業再開のめどは立っていない。
 県総務厚生課によると、業者との委託契約期間は2013年度からの3年間。共済組合が会館施設を無償で貸与し、業者が独立採算で運営。収入の一部(15年度は収入の1%)を組合側に支払う契約だった。
 12年に初めて行った委託業者の公募には3社が応募した。税理士や県職員ら5人で構成する選定委員会が、経営計画などを基に業者を選んだ。
 期間満了前の昨年9月、業者から契約更新の打診があった。電気料金の滞納に加え、取引先への支払い遅延も相次いでいたことから、共済組合は業者側に経営計画の提出を求め、契約更改の是非を検討。2月に「委託先には経営上不安がある」と判断し、新たな委託業者の公募に踏み切った。
 契約満期日の3月31日午後には電気料金滞納から会館への送電が止まり、営業ができない状態になった。当時、館内には宿泊の団体客がおり、別の宿泊施設を紹介するなどの騒動になったという。
 委託先の業者は14年度の会館収入を約6400万円、支出6000万円と共済組合に報告している。
 県総務厚生課の担当者は「委託業者の変更は想定外だった。一日も早く新たな委託先を見つけ営業を再開させたい」と説明する。
 一方、業者の役員は「利益は期待せず、ボランティアのつもりで業務を果たしてきた。売上高に対して光熱費などの固定費の割合が高く、経営上制約があった」と話した。

2016年04月08日金曜日

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