Apple Pencilは昨年発売された12.9インチ版のiPad Proにも対応しているため、そちらでもいいのではという声も聞こえてきそうですが、9.7インチのiPadで使えることに大きな意味があります。12.9インチ版はやはりサイズが大きく、重量もWi-Fi版で713g、セルラー版で723gと重く、ポータビリティには少々難があります。片手で持つのも、そのサイズと重量ゆえに大変です。一方で、9.7インチ版のiPad Proなら、片手で持って文書の全体をふかんしながら、おかしなところだけApple Pencilでチェックをつけていくといった使い方ができます。こうした点を考えると、よりバランスが取れているのは、9.7インチ版のiPad Proと言えるかもしれません。

内蔵のため、面倒なSIMカードの出し入れも不要。普段はMVNOのSIMカードを挿しておき、いざとなったらauを契約して使うということも可能です。もちろん、海外に行ったときに、現地のキャリアやローミング専用キャリアを契約してもいいでしょう。スマホとは異なり、毎日外に持ち出すとは限らないiPadだけに、その都度チャージできるプリペイドプランをすぐに契約できるのは、うれしいポイントです。なお、Apple SIM自体はドコモ版、ソフトバンク版でも利用できるようですが、auの契約はできません。月額料金がかかってしまうことを考えると、プリペイドで利用したいなら、SIMフリー版を選ぶのが正解と言えます。筆者も、そうしました。

また、キーボードがあるからと言って、PCと同様に使えるわけでもありません。ディスプレイの表示を分割できるようになったものの、やはりiOSはiOS。PCのようにデスクトップがあるわけではないため、込み入った作業をするのには向きません。一方で、サッと文章を書いたり、ビューアーとして使うのであれば優秀なOSですし、Apple Pencilに対応した専用アプリが充実しているのもiOSのメリット。こうした特徴を考えると、無理にPCのような使い方をする必要はないのかもしれません。


Smart Keyboardはキーが小さく、重量もかさんでしまうのがネック

ここからは筆者が実際に試してみた印象ですが、手に取ってみると、パフォーマンスの違いは明らか。アプリはスムーズに動きますし、切り替えもスピーディ。Safariのタブが裏で落ちてしまわないのも、メモリが2GBあるからこそと言えるかもしれません。こう感じるのは、筆者が使っていたのが、初代「iPad Air」だったからかもしれません。iPad Airはメモリが1GBしかなく、Safariのタブの再読み込みが頻繁に発生しました。Webを比較しながら見る際には、これだと力不足。アプリの切り替えも少々もたつくことがありましたが、iPad Proでは、そうしたストレスがありません。

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