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 マイナーチェンジでも、車両の重さや空気抵抗が変わる場合は走行試験を実施し、抵抗値のデータを検査機関に提出することになっている。国交省は「不正について具体的な内容は答えられない」としている。

 関係者によると、こうした軽四車種の一部の車で、「マイナーチェンジ」など比較的小幅な仕様変更の際、抵抗値を机上で算出するケースがあったという。時間がかかる走行試験をしない場合もあり、社内の燃費試験の時間短縮を図った可能性もある。

 <三菱自動車の不正> リコール(無料の回収・修理)につながる顧客のクレームを、国に届けるケースと隠すケースに分け、不具合をひそかに修理していたことが2000年に発覚。02年には大型車のタイヤが外れ、母子3人を死傷させる事故を起こした。04年にも別のリコール隠しを公表。今月20日には軽自動車の燃費性能を実際よりも5〜10%良く見せかけていたことを発表した。

 三菱自動車は少なくとも二〇〇二年以降、法令と異なる試験方法で燃費データを取得していたことも判明しており、多くの不正を重ねていたことが浮き彫りになった。三菱自動車によると、一三年六月から生産を始めた「eKワゴン」など、軽四車種の燃費に関する走行試験のデータ「抵抗値」を改ざんし、実際よりも燃費を5〜10%程度良く見せかけていた。

 三菱自動車が燃費データを不正に改ざんした軽自動車に関し、内装やデザインの一部を変更する際、法令上必要な車両の走行試験をせずに、机上の計算だけで走行時のデータをまとめ、国側に提出するケースがあったことが二十三日、関係者への取材で分かった。最初に改ざんしたデータとの矛盾で、不正が露見することを恐れたとみられる。

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