くねくね曲がりくねった街は、尾行するのがとても難しい。すぐに見失う危険があるし、近づきすぎると、尾行に気づかれる恐れがあるからだ。車は入りづらいし、バイクで侵入すると目立ってしまう。

尾行は2人1組が基本だ。車で移動する場合は、もちろん車であとをつける。車を降りたら、1人は後を追い、もう1人は基本的に車で待機する。急な移動に備えるためだ。一見万全に見える尾行だが、弱点もある。それは、車が入りづらい路地に入られると、一瞬にしてワンオペになってしまうのだ。

気づかれていると思った瞬間に、尾行者は調査を終了する。念のためその日の密会はお開きにして、会うまでの期間を空けたい。

そして角を曲がったら後ろを振り向いて、向こうから歩いてくる人をじっと見つめる。不自然に目を合わさないとしたら、それは尾行の証拠だ。違和感を覚えたとしたら、その勘はおそらく正しい。

つまり密会の移動には普段からタクシーを挟むべきなのだ。Uberなどのサービスを使えばスマートだし、滅多にタクシーが走らないところでも車を捕まえられる。もちろん後続の空車はなかなか来ない。探偵と記者は途方にくれるだろう。

徒歩で尾行中の探偵や記者が一番困るのが、街中で突然タクシーに乗られることである。もちろん近くに車両を待機させている場合が多いのだが、移動の最中に急にタクシー移動されたため、運良く直後にタクシーを捕まえられなかったので見失ってしまったというミスも起こりうる。

ショッピングモールの駐車場に車を置いて、相手の車に乗り込むのも、ごく一般的な密会方法である。車が置いてあっても違和感はない場所だが、過度に長時間の駐車は怪しまれる可能性もある。長くても3時間以内にすべきだ。相手の車に乗り込む場合は、違う階に車を置いてから、最上階などの人通りの少ない階に移動して、出口から少し離れた柱の陰ですっと乗り込むのが一番安全だ。

密会において悩ましいもの、それは逢引きする場所選びだ。都内に勤めるカップルならば、近場でご飯を食べて、そのあとホテルにしけこむスタイルが一般的だろう。重要なのはホテル選びだ。ご飯を食べているところを目撃されても言い逃れできるが、万が一にもホテルに入るところを押さえられたらシラを切るのは不可能に近い。

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