【カトマンズ=黒沼勇史】約9千人が犠牲になったネパール大地震は25日、発生から1年を迎える。同国の首都カトマンズでは24日、追悼行事が催された。オリ首相は、倒壊し180人が下敷きになったダラハラ塔跡を訪れ献花した。寺院が損壊したダルバール広場では犠牲者の写真の前で黙とうする人が絶えず、涙ぐむ姿もあった。

 余震はこの1年で400回以上発生。山間部の村の自宅が全壊したドルマ・タマンさん(22)は「強い地震が再び起きるかもしれず恐ろしい」と話した。

 復興は遅れている。震災後の政治混乱もあり、国際機関や各国からの支援金による経済復興を担う政府の担当組織は昨年12月に動き始めたばかり。住居再建の支援金を受け取った人はいまだに600人しかいない。

 オリ首相は同日、被害が最も大きかった北東部シンドパルチョーク県のチャウタラにも足を運んだ。

 大地震は昨年4月25日に起き、最大マグニチュード(M)は7.8を記録。その後もM4~5の余震が続き、5月12日にはM7.3の地震が発生、被害が拡大した。一連の地震で多くの家が全壊・半壊し、約70万人が住居を失った。

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