坂さんは1994年、民族紛争による大虐殺が起きたルワンダで、紙筒を使い難民用のシェルターを作った。95年の阪神大震災をきっかけに、紙筒を間仕切りに使う簡易個室を考案し、東日本大震災では1500セットを被災地に提供した。

 女性やペット連れの被災者は、プライバシーが保てない避難所を敬遠して車中泊を続け、エコノミークラス症候群(肺血栓塞栓(そくせん)症)になるケースもある。「プライバシーが守られていないことは人権問題だ。震災のたびに同じことが繰り返されていいのか」と坂さんは訴える。

 作り方は簡単だ。まず、柱となる長さ2メートル、直径約約20センチの紙筒4本を床に立てる。柱の上部に穴が開いた接合部に、直径約10センチの紙筒を横向きに差し込んで4本のはりを渡せば、間仕切りの骨格ができる。幅2メートルのカーテン状の布で四方を囲んで安全ピンで止めれば、簡易個室が完成だ。

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